有馬温泉について

関西の方はよく行かれると思われる、兵庫県神戸市にある有馬温泉は、少し変わった構造で作られています。 活断層の有馬、高槻断層帯の西端にある有馬温泉は、割れている岩盤の割れ目を通り、地下深くから温泉水が湧出しています。 湧出する場所によって異なる泉質は3種類あります。褐色の塩化物泉は、塩分と鉄分が多く含まれています。 放射能泉は、ラジウムが多く含まれています。 炭酸水素塩泉は、炭酸が多く含まれています。 湧出口では透明な3種類の温泉水も、空気に触れると変化する色によって呼び方が異なります。 空気に触れると赤褐色になる鉄を含んだ塩化物泉は「金泉」と呼ばれ、透明なまま変色しない炭酸ラジウム混合低温泉は「銀泉」と呼ばれています。 また、有馬温泉の泉源は、天神や有明、炭酸、太閤、極楽などです。 六甲山地の北側にあたる紅葉谷山麓の谷間、標高350m〜500mに有馬温泉の温泉街があります。 温泉街には、標高500mの最後部に、紅葉の名所として知られている瑞宝寺公園や、有馬稲荷神社があります。 また、博物館では温泉寺御祖師庵のほか、玩具や切手の博物館もあります。 さらに、有馬四十八滝などの景勝地や、舞踊、お囃子などの芸を披露する芸妓屋が集まっている、上七軒や先斗町などの花街もあります。 温泉街の外湯には、「金泉」の“金の湯”と、「銀泉」の“銀の湯”、温泉テーマパークの“太閤の湯”があります。 毎年1月9日に開催されている献湯式は、えびす神社の総本山である西宮神社に温泉の湯を運び、有馬温泉の商売繁盛を祈願しています。 泉質が異なる温泉だけではなく、有馬温泉には炭酸煎餅や炭酸饅頭、サイダーのほか、多くの名産品があります。 有馬籠は、現在、竹芸有馬籠「くつわ」のみで製造されている茶道具です。 有馬地区で作られてきた書画用の人形筆は、伝統的な技法によって手作りされており、兵庫県の重要無形文化財に指定されています。 名産の黒豆を使ったタルトや、プリン、豆腐などもあります。

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