マウンテンバイク(MTB)で落車(転倒)した思い出

私は数年前、ある大きなMTB100キロレースに参加したことがあります。
普段は一般の人が入ることができない林道を、何百人という沢山の人と一緒に競争するのです。
上位を狙っている選手はわかりませんが、私は100キロ走りきれるかどうかの自分との戦いでした。
およそ8~9時間かけて山の中を走るので、背中に沢山の食べ物と水2リットルをリュックに入れて走りました。
初めは、路面も土で安定して走れました。しかし、何分もしないうちに少しずつ路面に石ころが目立つようになっていきました。あっという間にこぶし大の石がごろごろとした路面に変わっていったのです。なるべく石にタイヤが乗り上げないように、慎重に走っていきます。下に渓流を見ながら、ガードレールのない道を走ります。そして、どんどん山を登り、そして下るといったことを繰り返しながらゴールを目指しました。
6時間走った頃になると、体を動かすことがつらく、限界を感じだしました。
そういう時にアクシデントは起きるものです。落車です。ちょっとした木の枝に前輪が乗り上げ、それが上り坂だったせいでタイヤが乗り切れず倒れてしまいました。ビンディングという足を固定する器具をつけていたので、そのままバタンと路面に叩きつけられました。これが一回目の落車です。
ゴール直前にもう一回落車しました。
コース最後のカーブで、運営側が道路を整えるための砂利を貯めておいた場所に、下り坂だったこともあって、勢い余って突っ込んでいきました。そのとき、前輪が砂利にめり込み曲がりきれず、このときは大転倒しました。
自分がどのようにして転んだかもわからないほどでした。気が付いたら、自転車の一部も壊れ、レース用ジャージのいたるところが破れたり、体も擦り傷が沢山できたりして、ちょっとしたハプニングになりました。
周りには誰もおらず、ゆっくりとビンディングを外して起き上がり、気をとりなおし再スタートしました。
落車した場所からゴールは近く、そこからはあっという間でした。
そもそもMTBは、悪路を走るための自転車で、落車を前提に走るようなものです。もちろん誰も転びたくはないですが。
結局私は、2回落車しました。これもいい思い出です。

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